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| クルマが通行禁止の島では、果物もカゴで担いで売り歩く。素朴な暮らしぶりと触れ合えるのもコロンス島の散歩の楽しみ。 |
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| 多くの宣教師が布教に訪れた島には教会も数多い。鹿礁路に残る1916年建立のカソリック教会。日曜朝にはミサが行われる。 |
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| コロンス島へは対岸からフェリーで渡る。往復8元。1元の追加料金を払って景色のよい2階に上がるのがおすすめ。 |
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アモイの一番の名所、コロンス島。中国では「鼓浪嶼」(グ・ラン・ユ)と呼ばれ、一度は行ってみたい憧れの場所になっている。
「嶼」は、小さな島のことで、コロンス島も、面積は1.78平方キロメートル、徒歩で半日で一周できてしまうほど。それでも、内外によく知られているのは、この島が幾度も歴史の大舞台にのぼっているから。
最初によく知られるようになったのは、オランダに支配されていた台湾を解放したことで知られる英雄・鄭成功(1624〜1662年)が、島を根拠地にして兵を駐屯させ、訓練を行った明末期。
そしてアヘン戦争(1840〜1842年)後、列強の進出が続いた時期にコロンス島は公共租界地に定められ、イギリス、アメリカ、フランス、日本、ドイツ、スイス、スペイン、ポルトガルなどが次々に領事館を開設。それに伴って個人の邸宅や、商店、映画館、ダンスホール、図書館、教会、病院などが建てられ、約半世紀の間に、小さな島は世界各国の様々な建築デザインが並ぶ華麗なギャラリーのように変貌している。
1949年、新中国の時代になっても、コロンス島の建築は、大部分が残り、大型の建物は分割され何家族もが住むようになって、今日に続く。
細い路地には、贅を尽くした建築が並び、往時のゴージャスな暮らしぶりを想像させる。けれど、その建物には島の人々が住み、軒先には洗濯物がひるがえり、世間話の声が聞こえ、お昼時には炒め物の匂いが流れてくる。
ただの遺跡でなく、いまも生き生きとした生活空間のままなのがコロンス島の最大の魅力。カルチャーミックスから生まれる不思議なカオスは、歩いていて、いつまでも飽きないほど。
島は、クルマの通行が一切禁止され、辺りを眺めながら、安心して散策ができるようになっている。ただ気の向くまま、歩くことの楽しさ、コロンス島の旅では、きっと再確認できるはず。
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