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| 第二回は以下の三作品が選ばれました。おめでとうございます!どの作品もすてきなプチ作文なので、みなさんどうぞ読んでみてください。 |
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「5人目の家族」 |
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*FTBR*さん 記念日:9月6日 |
一昨年の寒い冬の間中、クロピーは庭の室外機の上で小さくなっていました。少し痩せ小柄な黒猫で首には黄色の首輪がしてあった為、どこかの家の猫ちゃんが遊びに来ているのだと思っていました。しかし、朝早くから夜遅くまでずっと室外機の上でクロピーはじっとしたまま、飼い主の元には帰っていない様子でした。次第にクロピーは我家の家族の事が凄く気に入ったようで、誰かが家の外に出る度に、何処からか大急ぎで寄ってきては、足にスリスリしてきて必死に何かを訴えているようでした。
それからしばらく経ったある日、家族でリビングに集まり話している中、母が窓を開けてみると・・・窓のすぐ側の塀の上から、クロピーが必死に中にいる家族を見つめながら「ミャー、ミャー、ミャー」と大きな心からの声を私たちに必死に叫んでいました。クロピーの普段は鳴くことのない大きな声、飼い主にご飯をもらう事が出来なく弱っていた中、必死に鳴いたあの声は今でも家族の心に残っています。その後改めて、クロピーを家族として迎える事を決めました。
家族として加わった記念に、この世に生まれてきた日を家族みんなでお祝いできるよう9月6日の誕生日をプレゼントしました。これが私たちの5人目の家族の大切な記念日です。 |
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「もう一人の若女将」 |
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まね きねこさん
記念日:赤とんぼが飛び交い出す、2000年の初秋 |
ミー子と私たちが出会ったのは、家族と信州の小さな温泉宿へ日帰り入浴に立寄った時の事でした。早く温泉から上がってしまった私は、少し風に当たろうと、宿の前にたたずみブラブラしていました。すると、どこからともなく痩せた美人猫が現れ、私と微妙な距離を保ちながら、ソローリソローリと近づいて来るではないですか。なんだか控えめなその姿がかわいらしくて、5分位その猫と遊んでいるうち、この子とはもしかして長い付き合いになるような、そんな直感がしたのです。
あの日から半年、私たちは久しぶりにまたあのお宿に向かっていました。最大の目的は温泉ではなく、あの猫を迎えに行くため。実は半年前、あの猫を譲っていただけないかと宿の主に申し出たのですが、子猫を産んで間もなかったため、子猫たちがもらわれていくまでの間だけ、お譲りするのは待って下さいと言われていたのでした。あれから月日が経ち、晴れて今日迎えに行く運びとなったのでした。
ある日突然、お宿の人たちの前に現れるようになったという子猫。トラ、タマ、キジなどの名前で呼ばれかわいがられてのですが、どんな名前を付けるべきか悩んでいると、今回の別れを聞きつけて中学生の女の子が飛んできました。お向かいに住む彼女は、子猫だった頃からとてもかわいがってくれた様子。私たちは迷うことなく、彼女が呼んでいた「ミー子」と命名することにしました。若くして女将を引退して4年、大人になってから家族になったミー子ですが、やはり驚くほど行儀が良く、まるで女将の風格。今や我家の要、太陽のような存在なのです。 |
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「家族なんだね」 |
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AYUMIさん 記念日:私の生まれた5月31日 |
私の誕生日は5月31日。 そして愛猫元(げん)と初めて知り合った日。 元は今16歳。私は14歳。 兄弟の居ない私にとって、元は「お兄ちゃん」。 お兄ちゃんは生まれた時からいつも私と一緒。遊ぶ時も泣いている時も怒っている時も。 小さい頃から、私が病気で寝込んでいる時は励ましてくれた。
しかし、今となっては元はもう「おじいさん」。 今度は私の番。 もし病気になったらいつでも傍にいてあげる。何でもしてあげる。 だから、ずっと一緒に居てね、「お兄ちゃん」。 5月31日、二つのお祝いをしなくてはね・・・。 |
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